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「2024年飲みたい街ランキング」新宿が5年連続総合1位。ホットペッパーグルメ外食総研が調査

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画像素材:PIXTA

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ホットペッパーグルメ外食総研は9月25日、「飲みたい街ランキング 2024」を発表した。この調査は、2024年8月9日〜12日、東京・神奈川・千葉・埼玉の2858人を対象におこなわれたもの。本稿では、こちらの調査結果の一部を紹介する。

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東京駅周辺、赤坂見附、大森・蒲田、秋葉原への注目高まる

調査では、「初めて会う異性と飲みたい街」「コスパの良いイメージがある街」「飲む頻度が高い人の本当は教えたくない、推しの街」といった項目を質問。その結果、782点を獲得した「新宿」が5年連続総合1位となった。2位「銀座」(504点)、3位「東京駅周辺」(502点)と続くが、新宿が大きくリードし首位を獲得したことが分かる。

3位につけた「東京駅周辺」は、2019年より順位が5ランク以上上昇、かつ2023年と比較しても順位が上昇している。背景として、ビジネスパーソンや観光客の利用が増えたこともあるだろう。加えて13位の「赤坂見附」、17位の「大森・蒲田」、47位の「秋葉原」も上昇傾向にある。さらに「下北沢」が2019年以降初めてトップ20入りをし、「町田」「柏」「八王子」「溝の口」「五反田」が過去最高位となった。

「外食総研セミナー2024」資料より

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「初めて会う異性と飲みたい街」に「表参道」「台場」などランクイン。一方で男女差も

20~30代の「初めて会う異性と飲みたい街」も、1位は「新宿」。続く2位が「恵比寿」、3位が「東京駅周辺」だった。「表参道」「台場」「青山」は総合ランキングより大きく順位を上げてTOP20入りしており、デートスポットして高く支持されていることがうかがえる。一方、男女で「初めて会う異性と飲みたい街」には差があることが明らかになった。差が顕著に出たのは「代官山」(男性4位・女性13位)と「赤坂見附」(男性11位・女性20位)だった。

「外食総研セミナー2024」資料より

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コスパよく飲める街・よく飲む人の「推しの街」。昨年の「赤羽」を抑えたのは?

「コスパの良いイメージがある街」では、前年のTOP3位が入れ替わり、1位「上野」(前年3位)、2位「赤羽」(前年1位)、3位「新橋」(前年2位)となった。さらに「横浜駅周辺」(9位)、「渋谷」(10位)、「吉祥寺」(14位)、「阿佐ヶ谷」(18位)、「立川」「中野」(いずれも19位)は前年から急上昇。阿佐ヶ谷に限っては、総合順位は64位と振るわなかったが、高コスパのイメージは定着していると言えそうだ。

「外食総研セミナー2024」資料より

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「飲む頻度が高い人の本当は教えたくない、推しの街」は、週に1回以上と外食で飲む頻度が高い人に限定をして質問。結果、1位「東京駅周辺」、2位「赤坂見附」、3位「渋谷」の順位でランクインした。「代官山」「大森・蒲田」「台場」「人形町」は前年より5ランク以上上昇し、10位以内につけた。

「外食総研セミナー2024」資料より

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ホットペッパーグルメ外食総研研究員は順位の変動の背景には、「SNSなどの情報源の拡大、一人外食の普及やコスパ・タイパ思考の高まり」があると見ている。「立地」は飲食店の経営に大きく影響するため、新規出店を検討しているオーナーは、店のコンセプトにあった街選びの参考にしてみると良いだろう。

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岩﨑美帆

ライター: 岩﨑美帆

1982年生まれ。NPO活動に没頭した 大学時代、塾講師、広告営業を経て、フリーライターに。食・健康・医療など生と死を結ぶ一本線上にある分野に強い関心がある。紙媒体、Web媒体、書籍原稿などの執筆の他、さまざまな媒体の企画・構成の実績がある。好きな言葉は「Chase the Chance!」