このレポートのポイント
- 2016年:首都圏エリアの社員月給は247,187円
- 2016年:関西エリアの社員月給は231,370円
- 2016年:最も月給が高騰した業態は、首都圏では和食、関西ではイタリアン
平均給与
※平均給与の算出方法:求人募集時の給与下限額より算出。
※少数点以下は四捨五入。
2016年の首都圏の飲食店の社員月給は247,187円で前年から+5,694円増加(前年比102%)、また関西では231,370円となり、前年から+6,346円増加(前年比103%)と首都圏を超える上昇率となりました。売り手市場が続く飲食業界では年々給与が高騰しており、いずれのエリアもそのトレンドを反映した結果となっています。また、アルバイト時給については、首都圏では前年から+19円増加して1,035円(前年比102%)、関西では+23円増加の933円(前年比103%)といずれも上昇しています。
長期的には上昇トレンドにある平均給与ですが、2017年も上昇し続けるのか、または上昇が抑えられるのか、引き続き調査して参ります。
業態別平均給与
求人@飲食店.COMの主要業態である「イタリアン」「和食」「居酒屋・ダイニングバー」「カフェ・ベーカリー・スイーツ」「洋食・西洋料理」の5項目において業態別の給与額を調査したところ、いずれの業態も前年から給与額が上昇していました。
2016年に最も月給が高騰した業態を調査したところ、首都圏では和食(+7,618円)、関西ではイタリアン(+9,501円)が最も上がり幅が大きい結果となりました。
一方上がり幅が少なかったのは首都圏、関西ともにカフェ・ベーカリー・スイーツ(首都圏:+1,460円、関西:+2,288円)という結果となりました。
なお、業態別給与額を比較すると、比較的採用が難しい業態は給与が高めで、採用しやすい業態は給与が低めという傾向にあります。2017年も、おそらくこの傾向は続くと思われます。
職種別平均給与
職種別給与額を比較すると、首都圏・関西ともにサービス・ホールよりも調理スタッフの給与額が高い結果となりました。給与額の上がり幅を比較すると、首都圏では調理スタッフの方が高く(+4,779円)、関西ではサービス・ホールの方が高い(+5,768円)結果となりました。
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