このレポートのポイント
- 2015年の首都圏の飲食店の社員月給は241,495円
- 前年に比べて4,130円増加(前年比102%)
- 最も平均給与が高い業態は「ダイニングバー・居酒屋」
平均給与(社員月給)
平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|
241,495円 | 237,365円 | +4,130円(102%) |

※平均給与の算出方法:求人募集時の給与下限額より算出。
※少数点以下は四捨五入。
2015年の首都圏の飲食店の社員月給は241,495円となり、前年に比べて4,130円増加(前年比102%)という結果になりました。売り手市場が続く飲食業界では年々給与が高騰しており、そのトレンドを反映した結果となっています。
長期的には上昇トレンドにある平均給与ですが、2016年も上昇し続けるのか、または上昇が抑えられるのか、引き続き調査して参りたいと思います。
業態別平均給与(社員月給)
順位 | 業態名 | 平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
1位 | ダイニングバー・居酒屋 | 252,945円 | 248,603円 | +4,342円 |
2位 | ラーメン | 251,626円 | 251,612円 | +14円 |
3位 | 中華料理 | 248,889円 | 247,238円 | +1,651円 |
4位 | アジア・エスニック | 248,189円 | 243,075円 | +5,114円 |
5位 | 和食 | 245,018円 | 237,620円 | +7,398円 |
6位 | 専門料理 その他 | 237,620円 | 231,739円 | -1,497円 |
7位 | イタリアン | 238,485円 | 233,285円 | +5,200円 |
8位 | 西洋料理(フレンチ・スペイン料理など) | 237,351円 | 234,969円 | +2,382円 |
9位 | カフェ・スイーツ | 232,161円 | 225,799円 | +6,362円 |
10位 | バー | 231,338円 | 227,784円 | +3,554円 |
2015年に最も月給が高騰した業態は和食、次いで、カフェ・スイーツ、イタリアンでした。
業態別に見ると、比較的採用が難しい業態の給与が高めで、採用がしやすい業態の給与が低めという傾向にあります。2016年も、おそらくこの傾向は続くと思われます。
職種別平均給与(社員月給)
順位 | 職種名 | 平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
1位 | 料理長候補(シェフ・板長など) | 279,947円 | 278,170円 | +1,777円 |
2位 | 店長候補・マネージャー | 270,883円 | 266,903円 | +3,980円 |
3位 | ソムリエ | 239,331円 | 239,609円 | -278円 |
4位 | 調理スタッフ | 231,116円 | 226,858円 | +4,258円 |
5位 | サービス・ホール | 227,142円 | 223,283円 | +3,859円 |
6位 | バーテンダー | 224,236円 | 222,200円 | +2,036円 |
7位 | 調理補助・調理見習い | 216,185円 | 212,706円 | +3,479円 |
8位 | パティシェ | 215,374円 | 215,214円 | +160円 |
2015年に最も月給が高騰した職種は調理スタッフ、次いで店長候補・マネージャー、サービス・ホールでした。
職種別に見ると、やはり経験を必要とする職種ほど給与が高いという傾向にあります。大まかな相場としては、店長や料理長クラスで27万前後、経験者で22万~23万前後、未経験者で21万程度が目安と言えるでしょう。
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首都圏飲食店の平均給与データ(2014年まとめ)