このレポートのポイント
- 2015年の関西の飲食店の社員月給は225,208円
- 前年に比べて4,293円増加(前年比101.9%)
- 最も平均給与が高い業態は「居酒屋・ダイニングバー」
平均給与(社員月給)
平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|
225,208円 | 220,915円 | +4,293円(101.9%) |
※平均給与の算出方法:求人募集時の給与下限額より算出。
※少数点以下は四捨五入。
2015年の関西の飲食店の社員月給は225,208円で、前年に比べて4,293円増加(前年比101.9%)という結果でした。
一方、首都圏の飲食店の社員月給は241,495円(前年4,130円増加・前年比101.7%)で、関西と首都圏はほぼ同じ水準で給与が高騰しているものの、首都圏と関西では、依然として16,000円ほどの隔たりがあることがわかりました。
長期的には上昇トレンドにある平均給与ですが、2016年も上昇し続けるのか、または上昇が抑えられるのか、引き続き調査して参りたいと思います。
業態別平均給与(社員月給)
順位 | 業態名 | 平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
1位 | 居酒屋・ダイニングバー | 236,256円 | 228,530円 | +7,726円 |
2位 | 和食 | 228,157円 | 220,922円 | +7,235円 |
3位 | 西洋料理 | 223,222円 | 224,603円 | -1,381円 |
4位 | イタリアン | 219,597円 | 215,307円 | +4,290円 |
5位 | カフェ・ベーカリー・スイーツ | 210,268円 | 211,682円 | -1,414円 |
2015年に最も月給が高騰した業態は居酒屋・ダイニングバー、次いで、和食、イタリアンでした。
尚、1位の「居酒屋・ダイニングバー」は首都圏でも同様の結果となっています。
職種別平均給与(社員月給)
順位 | 職種名 | 平均給与(2015年) | 平均給与(2014年) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
1位 | 料理長候補(シェフ・板長など) | 268,049円 | 266,192円 | +1,857円 |
2位 | 店長候補・マネージャー | 264,742円 | 255,552円 | +9,190円 |
3位 | 調理スタッフ | 220,818円 | 214,968円 | +5,850円 |
4位 | サービス・ホール | 209,833円 | 205,084円 | +4,749円 |
5位 | 調理補助・調理見習い | 198,129円 | 193,504円 | +4,625円 |
2015年に最も月給が高騰した職種は店長候補・マネージャー、次いで調理スタッフ、サービス・ホールでした。
職種別に見ると、やはり経験を必要とする職種ほど給与が高いという傾向にあります。大まかな相場としては、店長や料理長クラスで26万前後、経験者で20万~22万前後、未経験者で19万前後、が目安と言えるでしょう。