坪月商55万円の『マグロと炉端 成る』。“錦糸町にないもの”を突き詰めドミナント展開に成功
株式会社Pay it Forward代表取締役の宮﨑元成氏（中央）と新店『錦糸町炭火 成る』『焼鶏メジャー』スタッフのみなさん
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現在テレ東のドラマ24『錦糸町パラダイス～渋谷から一本～』が放映され、注目度が高まっている墨田区の錦糸町。JR総武快速線、総武線各駅停車、東京メトロ半蔵門線が乗り入れるターミナル駅で、城東エリア随一の繁華街でもある。そんな錦糸町の居酒屋事情に一石を投じたのが、『マグロと炉端 成る』や『マグロスタンダード』を手掛ける株式会社Pay it Forward代表取締役の宮﨑元成氏だ。2021年にオープンすると若者を中心に人気を集め、18坪40席で月間約1,000万円を売り上げる錦糸町の繁盛店となった。
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『マグロと炉端 成る』『マグロスタンダード』などを展開するPay it Forwardの宮﨑氏
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魚仲卸会社の息子、下町生まれの宮﨑氏。MUGENやワーホリ経験後に29歳で独立
宮﨑氏は錦糸町からほど近い、江東区の南砂出身だ。父は魚仲卸会社の経営者。MUGEN代表取締役の内山正宏氏と親交があったことから、学生時代に『なかめのてっぺん』でアルバイトとして働き始め、飲食業のいろはを学んだ。
卒業後はワーキングホリデーで、オーストラリアのシドニーとフィリピンのセブ島へ。オーストラリアでは焼肉店で働いたほか、仲間と一緒にハンバーグレストランを出店したものの集客に苦戦し閉店。繁盛店である『なかめのてっぺん』での経験とのギャップに「お店を出してお客さまに来ていただくというのは、当たり前ではないと学びました」と振り返る。
帰国後はMUGENに入り、入社7か月で副店長になるなどの最年少記録を樹立した宮﨑氏。その後立ち上げ店長、香港出向、居酒屋甲子園出場などを経験し退職。2021年、自身が29歳のときに独立1号店『マグロと炉端 成る』を錦糸町にオープンし、翌年株式会社Pay it Forward を設立した。
