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飲食店経営者のFacebook利用率は75%。SNS利用事情を調査してみた

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Facebook、Twitter、LINEなどに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。ICT総研の調査によると日本のSNS利用者は2015年末までに6,451万人に達する見込みだ。今や日本人の生活とは切っても切り離せない存在になりつつあるSNSだが、飲食店関係者の利用状況はどうなっているのだろうか?
そこで「飲食店.COM」では、当サイトの会員である飲食店経営者・運営者および開業希望者に対し、SNS利用に関する意識調査を実施した。

■調査概要
調査対象・回答数:飲食店.COM会員164名(飲食店経営者・運営者89名、開業希望者75名)
調査期間:2015年7月31日~2015年8月6日
調査方法:インターネット調査

飲食店関係者が利用するSNSはFacebook?Twitter?

まず、現在利用しているSNS(店舗のアカウントでも個人のアカウントでも可)について質問したところ、飲食店経営者・運営者が最も利用しているSNSはFacebookで約75%の利用率となっていることがわかった。一方で開業希望者のFacebook利用率は55%程度に留まっている。
また、Twitterについては飲食店経営者・運営者は約34%の利用率のところ、開業希望者は17%程度であることもわかった。このように飲食店経営者・運営者と開業希望者では、利用するSNSに異なる傾向が見られたが、その一番の要因としてはFacebook、Twitterは飲食店の出店開業後に店舗の販促・集客用に利用を始めるケースが多いのではないかと予想できる。
ちなみに開業希望者に最も利用されているSNSはLINEで、70%近い利用率となっており、飲食店経営者・運営者のLINE利用率はこれより少し下がって60%弱の利用率となっている。
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飲食店関係者は友人・知人とSNSでコミュニケーションを取る?

次に、友人や知人とのSNS上のコミュニケーションについて質問したが、飲食店経営者・運営者と開業希望者とで結果に大きな違いは見られなかった。
メッセージ機能は80%近くが利用しているものの、友人や知人の投稿を見たり、コメントをする行為は40~50%程度の人しか行っていないことがわかった。また、これらのいずれもしないという人も18%程度もおり、個人としてのSNS上のコミュニケーションについてはそれほど積極的でないという結果が読み取れた。
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なお、面識がない人とのインターネット上(SNS含む)のコミュニケーションについても質問したところ、約35%が「やりたくない」と回答している(飲食店経営者・運営者、開業希望者の合計)。昨今ではSNSをはじめとして、匿名掲示板や質問サイトなど面識がない人とコンタクトを取るチャンスが様々あるが、少なくとも飲食店関係者は「それほど気軽にするものではない」という意識のようだ。

今回は飲食店経営者・運営者、および開業希望者のSNS利用に関する意識調査の結果をご紹介してきた。なかなか把握しにくい他人のSNS利用事情だが、飲食店関係者たちのリアルな行動パターンが垣間見える結果となったのではないだろうか。
飲食店.COMでは今後も飲食店の「生の声」を集めることで、飲食業界の今を切り取るトレンドデータを発信していく予定だ。

「飲食店リサーチ」について
飲食店リサーチ」では、飲食店を経営する皆さまに、店舗運営に関する様々なアンケートを行っています。 アンケート結果は、飲食店の皆さまに店舗経営のヒントとして活用していただけるよう、レポート記事として公開されたり、 皆さまが利用する業務用商品やサービスなどの開発に役立つデータとなります。

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Ayako Sato

ライター: Ayako Sato

株式会社シンクロ・フードのWebマーケティング担当です。飲食業界に関するデータ分析記事を執筆しています。